泉田裕彦知事は6日の記者会見で、東京電力が県に対し「福島第1原発事故直後に炉心溶融(メルトダウン)を認識できなかった」とする内容の報告をしたことについて、「あまりにもばかにした話だ」と批判した。
泉田知事は事故直後、東電の社内テレビ会議で、副社長と発電所側が「メルト(ダウン)でいいですね」「結構です」とやりとりをしていたと指摘。「(「メルトダウン」という用語を使えない)空気だったとか、情報がよく分からなかったという説明で通ると思ったら、あまりにもばかにした話。全く評価していない」とし、報告書をまとめたことになっていないとした。
また、「そもそも原子炉を8時間も空だきしておいて、解析しないでメルトダウンしたかどうか分からない組織が、原発を運転する資格はない」と、これまでの主張を繰り返した。
東電が真実を言える会社かどうかがスタートラインという認識は変わらないとしたうえで、「どうして嘘をついたのか、誰が指示したのか明らかにしてもらう」と今後も説明を求める考えを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140207-00000020-san-l15