県内で、今月19日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者は、前の週より3倍以上も増えていて、県は、流行は、今後さらに、拡大するおそれがあるとして、うがいや手洗いなどの予防を徹底するよう呼びかけています。県によりますと、今月19日までの1週間に県内96の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は、544人と180人だった前の週より3倍以上も増えました。1つの医療機関あたりの平均の患者数は5.67人と、流行の目安とされる「1」を大幅に超えて、流行期に入っています。地域別に見ますと、▼南魚沼保健所管内が最も多く、1医療機関あたり10人、次いで、▼三条保健所管内が9.6人、▼新発田保健所管内が7.5人、それに、▼新潟市保健所管内が5.69人などとなっています。ウイルスのタイプでは、最も多かったのが、▼高齢者がかかると重症化しやすいと言われる「A香港型」で、全体の39%を占めたほか、▼5年前に、「新型インフルエンザ」として流行した「H1N1型」は32%でした。また、患者の67%が14歳以下の子どもで、県によりますと、きょう現在、小中学校と特別支援学校のあわせて38校で、学級閉鎖や学年閉鎖の措置が取られています。流行は、今後さらに、拡大するおそれがあり、県は、うがいや手洗いなどの予防を徹底するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034513711.html?t=1390442662895