お酒を飲む機会が増えるこの季節、アルコールを分解する働きのある肝臓にも負担をかけがちです。おいしいお酒を飲むためにも、肝臓によい食べ物も覚えておきましょう。
今回は、肝臓によい食べ物や、肝臓に負担をかけないためのアドバイスをご紹介します。
肝臓にいい食べ物とその理由
レバー
レバーに含まれるアラニンには、肝臓の分解能力を高める作用があります。焼き鳥を食べる時などには、ぜひレバーを頼むようにしましょう。
大豆・大豆製品
大豆や大豆製品には植物性のたんぱく質が含まれており、弱った肝臓を修復させる働きがあります。おつまみに枝豆や冷奴などを選ぶとよいでしょう。
魚介類
魚介類に含まれるタウリンは、肝臓の働きを活発にする作用があります。イカやタコ、サバの刺身や牡蠣、しじみのみそ汁などがオススメです。
牛乳
牛乳には良質のたんぱく質が含まれており、負担がかかった肝臓を修復・再生させる働きがあります。牛乳で割るようなお酒を飲むのもよいかもしれません。
肝臓に負担をかけないために心がけたいこと
・飲酒のタイミングや飲み方に気をつける
毎晩の晩酌は、当然のことながら肝臓に負担をかけてしまうため、休肝日を設けるようにしてください。
また、空腹時の飲酒は肝臓に急激な負担がかかりますので、少量でもよいので、何か食べ物を口にしてからゆっくり飲むようにしましょう。肝臓を休めるためには、寝ている間に肝臓に負担をかけない飲み方も大切ですので、寝る前の深酒もできるだけ避けるようにしましょう。
・食べ合わせのよい食材を意識してみる
傷ついた肝臓を修復させるためには、良質のたんぱく質が必要です。中でも肝臓の働きを助けるイソロイシン、ロイシン、アラニン、スレオニンがオススメです。
これらを多く含むタコやイカなどの「魚介類」、「卵」、チーズなどの「乳製品」、納豆、豆腐などの「大豆製品」をとると共に、肝臓の代謝を促すビタミンAを含んだ「かぼちゃ、にんじん」などの食品を意識して取り入れるようにするとよいでしょう。
※すでに肝炎を患っている方の場合は、肝臓によいとされる食べ物は逆に負担がかかる場合がありますので、ご注意ください。