ジェルネイルなどが流行していますが、お店にネイルチェンジをしに行けない忙しいママさんは、自宅で手軽につけたり落としたりできるマニキュアを愛用している方も多いと思います。ところが、マニキュアや除光液を、小さな子どもが誤飲する事故が発生していることをご存じでしょうか。
何気なく除光液を使ってマニキュアを落としている時に、子どもがその蒸気を吸って、中毒症状を起こしてしまったケースがあるというのです。マニキュアを愛用している方は、十分注意してください。
■子どもが除光液の蒸気を吸って、中毒症状で入院!
『子ども安全メール from 消費者庁』では、次のように注意を呼びかけています。
「マニキュアや除光液は、化粧品の中では毒性が高く、少量の誤飲でも危険です。日本中毒情報センターには、子どもがマニキュアや除光液を誤飲したなど、毎年多くの相談が寄せられています。
また、誤飲に限らず、換気をせずに除光液でマニキュアを落としていたところ、傍らの床で寝ていた乳児が、除光液に含まれるアセトンの蒸気で中毒症状を起こして入院した事例もあります」
まさか、近くでマニキュアを落としていただけなのに、子どもが中毒症状を起こして入院するまでとは、思いもよらないかもしれません。除光液に含まれているアセトンは揮発性が高く、すぐに蒸気となって、子どもが吸いこんでしまう危険性があります。マニキュアを使用しているママさんは、十分ご注意ください。
■子どもの近くでマニキュアや除光液を使わない
マニキュアをつけたり、除光液で落としたりする際には、なるべく子どもの近くでは行わないようにしましょう。また、窓やドアを閉め切ったりすることなく、必ず換気するようにしましょう。
また、除光液はコットンに含ませて使うことが多いと思いますが、除光液を含んだコットンをゴミ箱に捨ててしまうと、蒸気が発生しますし、子どもが取りだす可能性もあるため、危険です。ビニール袋などで包んでから、子どもの手の届かない場所に捨てるようにしましょう。
また、以前の『WooRis』記事「ネイルママ必読!子どもがアレを誤飲したら吐かせちゃダメ」でもお伝えしましたが、万一子どもが除光液を飲んでしまった場合、吐かせることはNGです。吐かせないで、なるべく早く病院に行きましょう。
いかがでしたでしょうか。一見とても安全だと感じる家の中にも、思わぬ危険が潜んでいます。大事な子どもが悲しい思いをすることのないように、保護者の方が十分注意してくださいね。
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