東日本大震災と福島第一原発の事故で被災した福島県相馬市と南相馬市の小学生が、いっしょに絵を描く催しが新潟市で開かれています。
この催しは、新潟市が、少しの間でも、震災や事故を忘れてもらおうと震災後、招いているもので、ことしは、新潟市中央区の会場に、福島県相馬市と南相馬市にある9つの小学校からあわせて30人が集まりました。
子どもたちは、特殊なライトを当てると暗くても光る絵の具を使って、大きな紙に、いなほをトンボが飛び回る秋の様子をいっしょに描きました。
そして、描いたあと、部屋を暗くして、できあがった絵を確認し、暗い中に、幻想的な風景が浮かび上がると、子どもたちは、歓声をあげて喜んでいました。
南相馬市から参加した小学5年生の男の子は、「原発への不安はあるけれど生活は落ち着いています。みんなと活動できて楽しかったので、大勢の人と友達になりたいです」と話していました。
子どもたちは、3日午後、新潟市の水族館などを訪れ、4日、福島に戻ることになっています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035652341.html?t=1383525405302