新潟県は18日、10日発売の週刊誌「女性セブン」の記事で、県産農産物などから放射性物質が検出されたとの内容が「消費者に誤解を生じさせる」として、発行元の小学館(東京)に抗議文を送った。同社は誤りを認め、24日発売の同誌に記事の訂正と謝罪を掲載する。
記事は「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」とのタイトル。新潟を含む17道府県の野菜や魚介類から検出されたとする放射性物質の値を一覧表で示し、厚生労働省や自治体、市民団体の検査結果を根拠としている。
新潟県産はレンコンやキャベツなど12品目。県はうち11品目からは検出されていないのに、品目ごとに設定された「検出下限値」がそのまま記載されていると指摘。「農林水産業者に甚大な被害をもたらしかねない誤報」と抗議した。
小学館は「関係各位および読者に深くおわびする」とのコメントを出した。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131019/trd13101901190002-n1.htm