小千谷市は、新潟県中越地震を受けて作った復興計画がどこまで達成されたかなどを検証しようと、18日から、市民を対象に、アンケート調査を行います。
新潟県中越地震で被害を受けた小千谷市では、来年度までの10年間を期限に、住宅や農地の復旧をどのように進めていくかなどを盛り込んだ復興計画を作っていて、ことし7月には、大学教授など専門家による委員会を設けて、計画の達成状況などを検証しています。今回はその一環として、復興の現状や復興計画がどこまで達成されたかなどを市民に尋ねるアンケート調査を実施します。
対象は、市内全域から抽出した20代から70代までの男女あわせて1000人で、来年1月までには結果をまとめる予定です。
小千谷市では、すでに、6年前と3年前の2回、同様のアンケートを行っていて、いずれも、商店街の活性化や若者の定着に課題があるという結果が出ています。
アンケートを行う小千谷市まちづくり推進室の増川雅史主査は、「生活基盤の復旧は進んだが被災者の心のケアなど課題は残されている。地震の前よりも活気のある町を作るという目標を達成するため、アンケートで、どのような課題があるのか、明らかにしたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035341811.html