富山県氷見市教委は16日、同市北大町の比美乃江小学校の4年生と5年生の教室で同日、給食に出されたみそ汁からプラスチック計2片が見つかったと発表した。
市教委は同日、氷見署に通報した。同市の学校給食への異物混入は先月18日以降、これで4件目。同市学校給食センターは15日、金属探知機を導入するなど安全対策を強化して通常の給食を再開したばかりだった。
市教委によると、同小4年生の教室で見つかったのは黄色のリング状プラスチック(直径1・2センチ)。給食センターで使われるものではなく、鉛筆が転がらないようにはめるキャップの一部とみられ、内部は黒ずんでいた。また、5年生の教室では、剥離片とみられる水色の薄いプラスチック片(長さ5ミリ)が見つかった。いずれも配膳の際に児童が見つけ、健康被害はなかったという。
会見した前辻秋男教育長は「万全を期したつもりがこのような事態を招き、残念でならない。食品関係の危機管理の専門家や民間のノウハウを学ぶことも検討したい」と述べた。
同市では16日、外部委員を含む異物混入事故対策委員会(構成8人)の初会合が開かれた。委員からは「混入は1か月足らずの間に4回目。金属探知機を導入した直後になぜプラスチック片が見つかるのか」など驚きの声が上がった。
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