[ カテゴリー:医療, 子ども, 子育て ]

赤ちゃん股関節脱臼、診断遅れ増加?実態調査へ

赤ちゃんの時に脚の付け根の関節が外れる「先天性股関節脱臼」で、診断が遅れて治りにくくなった患者が目立つとして、日本小児整形外科学会は実態調査に乗り出した。

早期診断を徹底するため、専門家が作成した統一のチェックリストを3か月健診で導入するよう呼びかけている。

先天性股関節脱臼は女の子に多い。生まれつき関節がはずれやすく、出生時には異常は見られなくても、その後に脱臼するケースが大半だ。

脚を締め付けずにおむつをしたり、脚をM字に開いて正面から抱いたりするなど、日常的な工夫で脱臼を回避できる。啓発の効果や少子化で、患者数は数十年前の10分の1(1000人中1~3人)まで激減した。

しかし、同学会によると、患者減少で知識のある医師や保健師が減ったため、0歳児の定期健診で見つからず、歩き始めてようやく異常に気づく例が報告されるようになった。生後3か月程度で治療すれば治りが早いが、1歳過ぎてからでは関節が外れたまま成長が進み、治りにくくなる。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20131007-567-OYT1T00771.html

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