北陸農政局新潟地域センターが30日発表した平成25年県産米の作柄概況(15日時点)によると、作柄の良否は「平年並み」となった。平年並みとなったのは23年以来2年ぶり。山間部を中心とした豪雪の影響で県内では田植え時期が平年より1日遅れたが、5月中旬以降好天に恵まれ順調に生育し、出遅れを取り戻した。5段階評価のうち2番目の「やや良」だった昨年同時期の作柄からは1段階下がったため、価格面に影響が出そうだ。
県内を岩船、魚沼など7地域に分けた上で、計500地点でのコメの生育状況などを調査した。「穂数の多少」や「全もみ数」、炭水化物やタンパク質の集積度合いを表す「登熟」についても平年並みだった。地域別にみると7地域のうち、やや良となった佐渡を除く、6地域が平年並みだった。
佐渡は田植えの時期が1日遅れたものの出穂が4日早まり、成熟期間を確保できたものとみられる。
ただ、今週末にかけて暴風、大雨など悪天候が見込まれることから、イネの管理に十分注意が必要だ。
同センターは、9月15日に再び調査し、作況指数を同月末に発表する予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130831-00000019-san-l15