夏場に流行し、手や足、それに口などに発疹ができる「手足口病」の患者が新潟県内で急激に増えていることから、県は引き続き警報を出して特に小さな子どもがいる家庭では注意するよう呼びかけています。
「手足口病」は、主に小さな子どもがかかるウイルス性の感染症で、手のひらや足の裏、それに口の中などに発疹ができ、まれに髄膜炎や脳炎を起こして重症化することがあります。新潟県によりますと、21日までの1週間に、県内61の医療機関から報告された患者数は491人で、1つの医療機関あたり8・05人と、先週に続き国の警報基準の5人を超えています。患者を年齢別にみますと、1歳から4歳が全体の7割近くを占める333人、5歳から9歳が117人、0歳が23人などとなっています。地域別では、新発田保健所や三条保健所、それに糸魚川保健所など、県内7つの保健所の管内で国の警報基準を超えています。今後もさらに流行が続くおそれがあるとして、県は引き続き警報を出して特に小さな子どもがいる家庭では手洗いを徹底するなどして、感染の予防に努めるよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033213771.html