夏場に流行し、手足や口などに発疹ができる「手足口病」の患者が新潟県内で急激に増えていることから県は警報を出して特に小さな子どもがいる家庭に注意を呼びかけています。
「手足口病」は、主に小さな子どもがかかるウイルス性の感染症で、手のひらや足の裏、それに口の中などに発疹ができ、まれに髄膜炎や脳炎を起こして重症化することがあります。
新潟県によりますと、7月14日までの1週間に、県内61の医療機関から報告された患者数は448人で、1つの医療機関あたり7.34人と、国の警報基準の5人を超えました。
患者を年齢別にみますと、1歳から4歳が全体の8割近くを占める342人、5歳から9歳が81人、0歳が16人などとなっています。地域別では、新発田保健所や三条保健所、それに魚沼保健所の管内で特に流行が広がっています。
今後もさらに流行が続くおそれがあるとして、県は警報を出して特に小さな子どもがいる家庭では手洗いを徹底するなどして、感染の予防に努めるよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033102071.html