ことし4月、柏崎刈羽原発7号機の中央制御室などが入る建屋で、電源設備に焼け焦げたあとが見つかった問題で、東京電力が原因を調べたところ、電源に負荷がかかりすぎて発火した可能性が高いことがわかりました。
ことし4月、柏崎刈羽原発7号機の中央制御室などが入るコントロール建屋で、発電所内の設備に電気を供給する「充電器盤」と呼ばれる装置に、縦およそ30センチ、横およそ10センチの焼け焦げたあとが見つかりました。
東京電力が原因について調べたところ、通常、充電器盤には、電圧を一定に保つために「蓄電池」が備え付けられていますが、当時は取り替え工事を行っていたため、蓄電池が切り離されていたということです。
このため、東京電力は充電器盤だけでは電圧の変動を制御できず、負荷がかかりすぎて発火した可能性があるとしています。
東京電力は、今後、蓄電池を切り離した状態でも充電器盤に負荷がかかりすぎないよう電気回路を変更するなどして、再発の防止をはかりたいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035977831.html?t=1373571971257