新発田市は、原発事故のあと、上水道に水を取り込む際に出た放射性物質を含む汚泥を、糸魚川市のセメント会社で処理することになり、6日から、運び出す作業が始まりました。
原発事故のあと、県内各地の浄水場では水を取り込む際に出た放射性物質を含む汚泥の処理が課題となっていて、新発田市では、安全性に問題がないとされる1キログラムあたり100ベクレル以下の汚泥について、糸魚川市のセメント会社に原料として運び出すことになりました。
6日は、新発田市の江口浄水場で、職員が、トラックに、あわせて20トンの汚泥を積み込みました。汚泥を積んだトラックは、周辺の空間の放射線量を測定して安全性を確認したうえで、糸魚川市に向けて出発しました。
運び出しに立ちあった新発田市浄水課の居城政敏課長は「100ベクレル以上の汚泥についても、他の自治体と足並みをそろえて対応を考えたい」と話していました。新発田市のように、汚泥を、糸魚川市のセメント会社で処理する措置は新潟市などでも行われています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035061411.html?t=1370533358485