柏崎刈羽原発が立地する柏崎市と刈羽村に住む人たちでつくる市民グループのメンバーが原発を訪れ、「防潮堤」などを見学したあと、安全対策について、東京電力と意見を交わしました。
柏崎刈羽原発を訪れたのは、柏崎市と刈羽村などから委嘱を受けた人でつくる市民グループ・「地域の会」のメンバーあわせて12人です。
一行は、はじめに、▼海抜およそ15メートルの高さの「防潮堤」や▼非常用の電源設備への浸水を防ぐために設けられた「水密扉」などを見学しました。
このあと、東京電力の安全対策をめぐって、意見交換が行われ、グループから、「敷地内の断層は活動性はないということが前提になっているが、動いた場合を想定しての対策は行わないのか」という質問が出されました。
これに対し、東京電力の横村忠幸所長は、「仮に断層が動いたとしたら、どのように動くのか、何が起きるのか、ということも評価していかなければいけない」と述べて、敷地内の断層が動いた場合の施設への影響や安全性について今後、評価を行っていきたいとする考えを示しました。
「地域の会」の男性は、「東京電力の安全対策が『絵に描いた餅』に終わらないように、私たちもしっかり監視していきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034700201.html?t=1369595882419