雨期を前に、信濃川の河口付近の中学校で、生徒たちが災害の発生に備えてけが人の救護方法などについて学ぶ講習会が開かれました。新潟市中央区の舟栄中学校のある地域では大雨の際は最大で80センチの浸水が予想されています。中学校では雨期を前に災害に備えるため新潟市や消防などと連携して毎年講習会を開いていて22日は、2年生と3年生144人が参加しました。生徒たちは消防の担当者などから指導を受けて高齢者などが迅速に避難できるよう体を抱えて運ぶ訓練を行ったほか倒れた人を救護するため心臓マッサージやAEDの操作方法について学んでいました。参加した3年生の女子生徒は「災害が発生したときに何をすべきか学ぶことができてよかったです。いざというときには率先して救助にあたりたいと思います」と話していました。
新潟市防災課の豊島望副主査は「この地区は洪水が起こりやすい上に、1人暮らしのお年寄りが多い。昼間、大人が仕事で留守にする時間帯に災害が起きることもあるので生徒たちには学んだことをいかしてほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034619551.html