世界最強のネットワーク、スマホ、そしてサービスを目指すソフトバンクより、夏モデル9機種発表シニア向けスマホ、ヘルスケアサービスへ新たに参入!
ソフトバンクモバイルは5月7日、「Softbank 2013 Summer」と題して、夏の新商品発表会を行った。今回のテーマは大きく2つ。「世界最強のネットワークの構築」と「ヘルスケアサービス」への参入である。(gooスマホ部)
これらのサービスを合わせて、Androidスマートフォン6機種、モバイルWi-Fiルータ1機種のラインアップを発表し、夏モデルは、すでに発売済みの「みまもりGPS 201Z」と5月10日に発売予定の「シンプルスマホ 204SH」を加えた9機種で展開する。
スマホ時代を早くから見据えたソフトバンクだからできる、最強のネットワーク構築
ソフトバンクユーザの8割がスマホユーザとなった現在、ソフトバンクのトラフィック量は5年で60倍。想定の40倍を超える早さとなった。交通渋滞のようになった「パケ詰まり」状態を解消すべく、ソフトバンクが構想したのは「スマホ時代=インターネットのためのモバイルネットワーク」。その理念を具現化するために、「Wi-Fi」、「基地局の小セル化」、「ダブルLTE」の3つでモバイルネットワークを構築すると発表した。
Wi-Fiの品質を改善で、常に安定したネットワークを提供
Wi-Fiスポットの数は全国46万局で日本一を誇るというソフトバンク。今回、Wi-Fi品質改善策として「SIM認証方式」を採用。従来の自動接続方式と組み合わせることで、10~12秒かかった認証を、2~4秒に短縮したと発表した。また、不安定な弱電接続を解消すべく、Wi-Fi電波が不安定になると自動的に3GもしくはLTEにつなぐようにした。これは世界初の試みで、安定したネットワークを提供するのに一役買うであろう。
世界初!基地局の小セル化&クラウド化で、「つながりやすさNo1」へ!
銀座や渋谷など、都市部にトラフィックが集中してしまう問題に対して、基地局を細かく分断していく「小セル化」で分散しているが、基地局間が狭まり、干渉しあう問題が新たに出ているという。その問題に対して、世界初の大規模システム「クラウド基地局」を展開すると発表。
クラウド化にあたり、月間6億件のビックデータを分析し、どのキャリアが、どの時間帯で、どの場所でよくインターネットに接続しているのかを分析。その結果を元に、基地局の増設を積極的に管理・運営したそうだ。
その結果、パケット通信のつながりやすさNo1を達成。さらに、通話接続率も向上。世界でもっともつながりやすいデータ通信と音声ネットワークを構築できた、と発表。これは自社調査だけでなく、iCT総研、MMRIをはじめとする多くの第三者機関も認める実績であるとも付け加えていた。
ダブルLTEを体感できる、TD-LTEを商用で採用!進化したポケットWi-Fi「Softbank 203Z」
これまでAndroid用にSoftbank4G、iPhone用にSoftbank 4G LTEを揃えていたソフトバンクではあるが、今回は新たにTD-LTEを採用したポケットWi-Fi「Softbank 203Z」を発表。SoftBank 4G (2.5GHz帯 AXGP / TD-LTE) と、イー・モバイルのLTE (1.7GHz帯、FDD-LTE) の高速通信ネットワークに両対応する端末も発表した。
こちらの端末は、Wi-Fiルータだけでなく、スマホの充電器としても使うことが可能である画期的なルータだ。一番のおどろきは、ルータではあるがSMSを受信できること。使っているスマホが7G制限を越えたことを知らせるメールが受信できるのだ。さらに、SDカードスロットがついているので、スマホのSDカードのデータを一時的に「203Z」に移動できるなど、スマホライフを快適にしてくれる機能も備わっている。
これらの世界最強のネットワークを実感できるのが、今回発表した6機種である。今回は多くの機種を投入するのではなく、質の高い機種を投入することを重視したという。その詳細は、gooスマホ部の特集を参考にしていただきたい。
gooスマホ部特集ページ「購入ポイント(2013夏モデル)」
クラウドを使った新しいサービス「ソフトバンクヘルスケア」
今回の発表会で、一番おどろきがあったのが、ヘルスケアサービスへの参入である。ドコモでも2012年より「わたしムーブ(http://www.watashi-move.jp/pc/wm/index.html)」といったヘルスケアサービスをローンチしているが、後追いでソフトバンクもヘルスケアサービスに参入する形となった。
「情報革命で人々を幸せにしたい」という理念の下、クラウドは人類最大の資産として生かしたサービスとして新たに発足したのが「ソフトバンクヘルスケア」である。
その第一弾として発表されたのが、全米で人気のフィットケア商品「Fitbit」の日本独占販売である。
この「Fitbit」はブレスレット型の端末で、常時腕につけることで、運動量(歩数/距離、消費カロリー数)、睡眠(睡眠時間、睡眠の深さ)を計測することが可能だ。
採取されたデータはすべてクラウドに保存されるので、長期的なスパンで自分の生活を計測できるだけでなく、このまま健康的な生活をしていたら、もしくは不健康な生活をしていたら10年、20年後の自分はどんな顔になっているかも表示することができるのだ。
さらに驚いたのが、24時間356日対応の電話健康相談も用意していることだ。何かあったときに電話すると、医療に詳しい専用のコンサルタントが対応してくれ、さらに緊急を要す場合は専門のドクターに連絡をしてくれるという。
月額利用料は、バンド込みで490円。これで日々の自己管理から、もしもの時の医療機関へのサポートまでを対応するので、かなりお得なサービスであろう。
ソフトバンクヘルスケアは、「Fitbit」を皮切りに新たなサービスを提供するだけでなく、クラウドデータを活用した他業種との連携など、新しいサービスの提供も視野に入れているという。
ドコモでも2013年6月に女性向けサービス「カラダのキモチ(http://www.d-healthcare.co.jp/service/kimochi/index.html)」をローンチする予定であり、今後は様々なヘルスケアサービスが両者から出てくるであろう。これからますます注目を集めるヘルスケアサービス。両者のサービスを比較し、自分にあったサービスを見つけていくのもよいであろう。
人気の「みまもり」シリーズ、2機種投入で、さまざまな安心を提供
シリーズ累計100万台を誇る「みまもり」シリーズも今回新たにバージョンアップしたと発表した。今回は、「みまもりケータイ」と「みまもりGPS」の2機種を導入。
「みまもりケータイ」は、使いやすさがさらに向上し、音声メールへの対応、定型文メールの数も40種類と増加。すでに発売済みの「みまもりGPS」は、位置情報に特化し、人だけでなく、車やかばんなど、大切なものにつけることで盗難にあっても安心であることを孫社長自ら勧めていた。
「プラチナバンド」から「スマホのつながりやすさNo1」へ。その進化はいかに?
今回のソフトバンクの発表で印象的だったのが、「世界最強」を強く訴えかけたことである。
プラチナバンド投入でスタートラインに立ち、今回のネットワーク整備で「世界最強のネットワーク」、「世界最強のスマホ」、そして「世界最強のサービス」が完成したことを高らかにアピール。この3つのサービスを提供するのがソフトバンクの理念であると何度も言っていたのが印象的である。
「日本で培ったサービスを世界で広めていきたい」と締めくくったソフトバンクの今後に注目したい。
今回発表された新機種について、詳しくはgooスマホ部の特集ページをご覧ください。
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/trend/gooeditor-20130507-01.html










