中国で、鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が相次いでいる問題を受けて、新潟県は、この夏をメドに、県としての対応策などを盛り込んだ行動計画を作ることを決めました。
中国で、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が相次いでいる問題を受けて、国は、万一の事態に備え、ワクチンの製造準備や行動計画の策定などを進めています。
23日は、こうした国の動きに合わせて新潟県で会議が開かれ、関係する部局から50人あまりが出席しました。
はじめに、担当者から、▼現時点では、ヒトからヒトへの感染は確認されていないことや、▼県の対策として、上海やハルビンを結ぶ便が発着する新潟空港で、これらの場所からの帰国者に、帰国後10日間は、毎日、体温を測るよう求めるカードを渡していることなどが報告されました。
そのうえで、国が策定する行動計画にあわせてこの夏をメドに、県としての対応策などを盛り込んだ行動計画を作ることを決めました。新潟県の飯沼克英危機管理監は、「今後、ヒトからヒトへの感染もあり得ると考えて、万全な準備を進めたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034096561.html?t=1366733103504