東日本大震災で親を亡くした子どもたちの心のケアを行う施設の建設を目指して、ボランティアが、新潟市で募金活動を行っています。この募金活動は、あしなが育英会が全国各地で行っているもので、20日は新潟市中央区の古町地区で、高校生などボランティアおよそ20人が参加しました。
あしなが育英会では、震災で親を亡くした子どものために、仙台市や岩手県陸前高田市など4か所に心のケアを行う施設「東北レインボーハウス」の来年春ごろの完成を目指していますが、建設に必要な資金がおよそ4億円が不足しているということです。
街頭で、高校生たちは「子どもたちの心のケアに一刻も早く東北レインボーハウスが必要なので、ご協力お願いします」などと募金を呼びかけ、通りがかりの人が募金箱にお金を入れていました。
ボランティアとして参加した高校3年生の女子生徒は「子どもたちは遊ぶ場や勉強する場が少ないということなので、この募金が心のケアと生活の支援につながればと思います」と話していました。
あしなが育英会の学生募金事務局の岩佐奈津美さんは「新潟からも募金という形で子どもたちの復興を支えてほしい」と話していました。募金活動は、21日と来週の土曜日と日曜日にも行われる予定です。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034049321.html?t=1366455374363