急速に高齢化が進む中、医療と介護の連携を進め、高齢者を支援しようという協議会が設立されました。
この協議会は、高齢化にともない、医療と介護のサービスを複数受ける高齢者が増加していることから、それぞれの専門職が連携して支援を進めようと設けられたものです。新潟市中央区で開かれた設立総会には医療や介護などに関係する25の団体からおよそ60人が集まりました。
はじめに、協議会の会長に選ばれた新潟県医師会の渡部透会長が
「高齢化にともない認知症やがんの患者が増加しています。情報を共有して支援を進め県民の健康の増進に努めましょう」とあいさつしました。続いて高齢者への支援の課題について意見が交わされ、介護施設の関係者から一人暮らしの認知症患者が増えたため、いったん施設に入ると在宅での生活に戻るのが難しいといった意見が出されたほか、栄養士の団体からは医療や介護だけでなく、高齢者の健康を維持するためには栄養面でのサポートが欠かせないといった指摘が出ていました。
新潟県民医療推進協議会の渡部会長は「それぞれの団体の縦割りの弊害を無くし、高齢者の在宅での生活を支えるとともに災害が起きた時にも連携を進めていきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033806041.html?t=1365880547802