兵庫医科大学の研究チームは26日、大気汚染物質「PM2.5」がぜんそく患者の発作を増加させるという調査結果を発表した。
ぜんそく患者の発作とPM2.5の関係について調べたのは兵庫医大・島正之教授らの研究チームで、26日、石川・金沢市の学会で発表された。
島教授らは、兵庫・姫路市内のPM2.5の濃度と、ぜんそくで発作を起こした市内の患者数の関係性を調査。PM2.5の濃度が8.7マイクログラム増えるごとに、発作を起こすぜんそく患者の数が、14歳以下の子供で24%、65歳以上の高齢者で12%増加することがわかった。
今回の調査で因果関係が裏付けられ、島教授は、ぜんそく患者に対して濃度の高い日には屋外に出ないなど、注意を呼びかけている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20130326-00000019-nnn-soci