東日本大震災で出た岩手県の被災地のがれきを処理している三条市の焼却施設に、25日夕方、新潟県内で受け入れた最後のがれきが運び込まれました。
県内でのがれきの焼却は26日中にすべて終了する見通しです。
新潟県内では、東日本大震災で出た岩手県大槌町の木材のがれきを三条市と柏崎市、それに長岡市で受け入れ、このうち長岡市では今月13日に焼却が終わっています。三条市では、25日午後4時に、新潟県内で受け入れた最後のがれきおよそ3トンを載せたトラックが焼却施設に到着しました。
トラックの周りの空間の放射線量は1時間あたり平均で0・06マイクロシーベルトで県内の通常の範囲内で問題がないことが確認されたあと、ごみを燃やすピットにがれきが運び込まれました。
三条市は、25日運び込んだ分をあわせてこれまでにおよそ142トンのがれきを受け入れ、26日夕方に焼却を終えるということです。一方、柏崎市も25日午前に、最後のがれきが焼却施設に運びこまれ、26日の夜遅くに焼却が終わる予定で、新潟県内で受け入れた被災地のがれきあわせておよそ290トンの焼却は26日中にすべて終了する見通しです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033196621.html?t=1364230690316