新潟市のサクラの開花の目安となる新潟地方気象台のソメイヨシノの「標本木」が２５日新たに気象台の敷地に植えられました。
新潟地方気象台は、去年の夏に、新潟市中央区幸西から美咲町に移転し、それまで３０年近くに渡ってサクラの開花の目安としてきた標本木の新しいソメイヨシノを新庁舎に植えました。しかし、このソメイヨシノが去年の相次ぐ暴風や大雪で枯れてしまったことから、気象台は、標本木となる新しい
ソメイヨシノの苗木を２５日植えました。植えられた苗木は樹齢が４年から５年ほどと若く、まだ安定して花が咲かないということで、気象台は標本木が育つまでの数年間は、代わりに新潟市中央区の県立鳥屋野潟公園にあるソメイヨシノを観察して、サクラの開花を発表することにしています。
新潟地方気象台の中林孝行主任技術専門官は「前に植えたサクラがすぐに枯れてしまったため、このサクラには元気ですくすくと育ってほしいです」と話していました。日本気象協会によりますと、この春の新潟県内のサクラの開花の時期はほぼ平年並みで、新潟市は
４月９日ごろ、美しい夜桜で知られる上越市の高田公園は４月８日ごろと予想されています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033367621.html?t=1364221821308
