文部科学省は22日、小学5年と中学2年を対象とした第4回全国体力テストの結果を公表した。50メートル走など実技8種目の合計点の平均値は、中2が男女ともに過去最高となり、体力向上の傾向が見られた。小5はほぼ横ばいだった。
文科省は「向上したと断定するにはデータが不十分だが、調査結果を学校に伝え、改善を促した成果が出てきた可能性がある」としている。
東京電力福島第1原発事故で屋外活動が制限される学校があった福島県では、小5男女で低下。福島県教育委員会は「屋外活動制限の影響があった」とみている。
調査は全国の小中学校の約19%に当たる計6413校で実施。50メートル走、握力測定や反復横跳びなど実技の合計点は80点満点で、中2男子の平均は42・1点、女子は48・6点で、いずれも前回調査より0・6ポイント上昇した。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130322/edc13032223160002-n1.htm