去年1年間に、県内で、通報を受け救急車が出動した件数は、9万6000件あまりとこれまで最も多かったことがわかりました。
これは、1日あたりでは260回以上の出動となりますが緊急性が低い通報も多いとみられ県は、「適正な利用を心がけてほしい」と呼びかけています。
新潟県によりますと、去年1年間に、県内で、通報を受けて救急車が出動した件数は9万6665件でした。これは、これまでで最も多かった前の年よりも2593件増えて過去最多となりました。
出動のケース別では、急病が5万7850件と全体のおよそ6割
を占めて最も多く、次いで、けがが1万4060件、転院時の搬送が9551件などとなっています。県によりますと、救急車の出動件数は、3年連続で増えていて、去年は、10年前より2万6000件も増えたということです。
1日あたりでは264回の出動となりますが、県は、「高齢化が進み、お年寄りの要請が増えたことに加え、依然として、緊急性が低い通報が多い」と分析しています。県は、今後も、救命士や救急隊員の養成を進めるとともに、救急車の適正な利用を呼びかけていくことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033066381.html