東日本大震災で出た岩手県大槌町のがれきを受け入れて処理している長岡市を、大槌町の碇川町長が訪れ、市長や市民らに感謝の気持ちを伝えました。
新潟県では、大槌町の木材のがれきあわせておよそ300トンを、三条市と柏崎市、それに長岡市の3つの市が受け入れ、2月から焼却処理を進めています。
2日、大槌町の碇川豊町長が初めて長岡市を訪れ、森市長らと面会しました。
碇川町長は、町ではがれきのうち処理が終わった割合がまだ2割程度にとどまっていることなど復興の現状を報告し、がれきの受け入れに感謝の気持ちを伝えました。これに対し、森市長が「がれきの処理も含めた被災地の支援は連携しながら今後も進めていきたい」と述べたほか、がれきの受け入れを断念した新潟市の篠田市長など他の市長たちからも大槌町への職員の派遣など必要な支援を今後も続けたいとの考えが伝えられました。
このあと、碇川町長はがれきの焼却施設がある栃尾地域も訪れて、地元の人たちと面会しました。
栃尾の人たちからは、大槌町の子どもたちを招くなど住民どうしの交流についても意見が出ていました。
大槌町の碇川町長は「あたたかく迎えていただき感謝の気持ちでいっぱいだ。がれきの受け入れだけでなく子ども同士を交流させたり物産展を開くなど交流を深めていきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035879801.html</p>