豪雪地帯として知られる魚沼市で、冬山での遭難を想定した救助訓練が行われました。
この訓練は積雪が多くなり冬山での遭難が増えるこの時期に毎年、行われているもので、20日は地元の消防署員と警察官合わせておよそ20人が集まりました。
訓練は雪崩が発生し、登山者が巻き込まれたという想定で始まり、参加者たちは細長い金属の棒を雪に刺して遭難者を探したり、救助にあたったりしていました。
冬山での遭難者は低体温症を起こしていることが多く、救助の際の震動で不整脈を起こし心肺停止になる危険性もあるということです。訓練の参加者たちは、遭難者に見立てた人形を慎重に保温シートで包んだり救助用のソリに乗せたりしていました。新潟県警察本部によりますと、この冬の冬山での遭難は3件でいずれも高さ1000メートルから2000メートルほどの比較的気軽に登ることができる山で起きています。準備不足で道に迷ったり、天候の悪化に対応できなかったりしたことが遭難につながったということです。
魚沼市消防署の椛沢一彦署長は「訓練を重ねて警察と消防の連携を高め迅速な救助に努めていきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035575591.html?t=1361375263278</p>










