自閉症や学習障害など発達障害を持つ小中学生は1学級に2~3人、全国で約60万人いるともいわれている。こうした発達障害について、子供と大人が一緒に読みながら理解を深めるシリーズ『新しい発達と障害を考える本』をミネルヴァ書房(京都市山科区)が刊行した。
第1弾は、自閉症▽アスペルガー症候群▽LD(学習障害)▽ADHD(注意欠陥多動性障害)-の4冊。絵本のような構成で、漢字にはルビがふってある。
障害がある友達のことを理解するため、第1章では、(1)クラスで起こったこと(2)どうして、そうなったのか(3)解決と理解のための工夫-と読み進めることができる。第2章は、その障害がどのようにして起こるのか、コミュニケーションの方法などを説明している。
監修は、精神科医の内山登紀夫さん(よこはま発達クリニック院長)。AB判、56ページ、1890円。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/education/snk20130220512.html