新潟市や長崎市のグループホームで火災が相次ぎ入居者などあわせて5人が死亡したことを受けて、県内各地の消防は介護施設などを対象に緊急の立ち入り検査を行っています。
10日、新潟市西区で障害者が共同で生活するグループホームで起きた火事では入居者とみられる男性1人が死亡したほか、先週には長崎市で起きた火事でグループホームの入居者など4人が死亡しました。被害が相次いだことを受けて県内各地の消防は介護施設や福祉施設を対象に緊急で立ち入り検査を行っています。
このうち新潟市中央区の特別養護老人ホーム「関屋おもと園」には12日午後、消防職員3人が訪れ、法律で設置が義務づけられている自動火災報知器やスプリンクラーなどが正常に動くかどうか調べたほか火災が起きたときの避難経路や連絡体制について確認していました。新潟市消防局の高野行雄消防司令補は「設備や避難経路がしっかり管理されているか検査を徹底して悲惨な火災が起きないよう指導していきたい」と話していました。新潟市消防局では今後、1か月かけて市内およそ500か所の介護施設と福祉施設を対象に立ち入り検査を行うということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035427381.html?t=1360687132600