中国で深刻な大気汚染が続き、日本への影響も懸念されている問題について、環境省は影響が心配されている大気汚染物質、PM2.5に関する専用ホームページを、12日開設しました。
中国では、先月初めから東部や内陸部を中心に車の排気ガスなどに含まれるPM2.5という、きわめて小さな粒子の大気汚染物質の濃度が高くなって深刻な大気汚染が続き、日本への影響も懸念されています。
環境省はこれまで大気汚染物質に関する情報をまとめたホームページの中で、各地のPM2.5の観測値を掲載していましたが、接続しにくい状態が続いていたため12日、新たにPM2.5に関する専用のホームページを開設しました。
専用のホームページでは、PM2.5の人への影響などについて解説しているほか、観測地点のデータを詳しく掲載している34の都府県のホームページに接続できるようになっています。
また、6つの都府県については、去年12月からの観測値と昨年度の観測値をあわせて掲載し、比較することができるということです。環境省は大気汚染物質に関する情報をまとめたホームページにも引き続き情報を提供するということで「現時点での観測値ではただちに健康に影響があるとは考えにくいが、できる限り迅速に情報が見られるようにしていきたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1036656661.html?t=1360687048760