新潟県が作成した津波の浸水想定図に誤りが見つかった問題を話し合う委員会が開かれ、チェック態勢を強化した上で想定図の作り直しを同じ会社に委託することが決まり、新しい想定図はことし５月頃に完成する見通しとなりました。新潟県が去年作成した津波の浸水想定図では、地震を引き起こす断層の位置に誤りが見つかり、津波の到達時間や浸水範囲の想定が変わり、この想定を元に市町村が見直す防災対策にも影響が出るため、県は想定図を全面的に作り直すことにしています。
７日、この問題について話し合う県の委員会の会合が新潟市で開かれ、想定図の作り直しについて検討しました。
会合では、想定図を作成した建設コンサルタント会社が、断層に関するデータなどを誤って入力する初歩的なミスがあったほか、地形のデータも古いものと新しいものをいっしょに使った結果、誤った想定になったと報告しました。
しかし、別の業者に作成をあらためて発注すると完成まで９か月かかることから、委員会では、県に加えて、市町村の担当者と大学の専門家の第３者にも確認してもらうようチェック態勢を強化した上で、同じ会社に作り直しを委託することを決めました。
会社ではただちに作り直しの作業に取りかかることにしていて、新しい想定図はことし５月頃に完成する見通しです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035310901.html?t=1360253398053
