インフルエンザの流行が広がり、今後さらに患者が増えるおそれがあるとして、新潟県は今シーズン初めて注意報を出して、手洗いやうがいを徹底し感染の拡大を防止するよう呼びかけています。
寒さが一層厳しくなる中、インフルエンザの患者が急増しています。新潟市中央区の小児科の診療所には、発熱などの症状を訴える子どもたちが次々と保護者に付き添われて訪れ診察を受けていました。新潟県によりますと、今月13日までの1週間に県内95の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1056人と前の週のおよそ5倍近くに上りました。1つの医療機関あたりの患者数は平均で、11.12人と注意報を出す基準の「10」を超えたため、県は今シーズン初めてとなる「インフルエンザ注意報」を出しました。
インフルエンザと診断された4歳の子どもの保護者は、「家族がインフルエンザにかかっているので、うつらないように気をつけていましたが感染力の強さを感じます。ゆっくり家で休ませます」と話していました。
県によりますと、患者の半数以上は14歳以下の子どもで、学級閉鎖となった県内の公立の小中学校、それに高校は17日の時点で43校に上るということです。
県は手洗いやうがいを徹底し感染の拡大を防止するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034855392.html