雪による関東甲信越地方の被害の状況について、NHKが各地の放送局を通じて午前8時現在でまとめたところ、除雪作業中に1人が死亡したほかスリップに伴う追突事故や歩行中に転倒する人が相次ぎ、合わせて463人がけがをしています。
このうち長野県塩尻市では、14日夕方、側溝の中の雪を取り除く作業をしていた71歳の男性が転倒して側溝の中を流され、およそ15メートル下流で見つかりましたがまもなく死亡しました。
埼玉県では川越市で89歳の男性が自宅の庭先で転倒して足を骨折するけがをしたほか各地で車のスリップ事故も相次ぎ、けがをした人は178人に上っています。
千葉県で89人がけがをしたほか、神奈川県では厚木市で80代の女性が雪かきのため自宅から外に出たところ転倒して足の骨を折るなど、76人がけがをしました。
東京都内では14日午後、千代田区の路上でスリップによる追突事故で2台のタクシーに乗っていた6人がけがをするなど合わせて20人がけがをしました。
関東甲信越地方のこのほかの雪によるけが人は、茨城県で28人、群馬県で26人、栃木県で25人、山梨県で16人、新潟県で4人、長野県で1人で、1都9県で合わせて463人に上っています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130115/t10014795941000.html