新発田市出身で、大倉財閥の創設者、大倉喜八郎の胸像を案内する表示板が新設された。胸像は同市本町の新発田駅前公園にあるが、通りからやや奥まった場所にあるため「もっと多くの市民に胸像の存在を知ってもらおう」と、喜八郎の業績を伝える「大倉喜八郎の会」(藤田和津栄会長)が設置した。
胸像は1956年に市民有志が設立。2007年に現在の場所に移転された。同公園は県立新発田病院に隣接しているが、胸像は歩道から離れた場所にあるため、歩道沿いに表示板を設置した。高さ約1・6メートルで、「大倉喜八郎翁像」と記している。
駅前公園と新発田病院は、喜八郎が創設した大倉製糸新発田工場跡にある。同会は07年の移転の際に、胸像の顕彰碑と歌碑を建立している。昨年12月25日には表示板の除幕式があった。
同会は昨年、設立15周年を迎え、表示板設置は記念事業の一環。藤田会長は「胸像の存在を多くの人に知ってもらい、新発田と大倉さんの縁を知る一助になれれば」と話した。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20130110ddlk15040020000c.html










