十日町市で、民芸品などを販売する市が開かれ「チンコロ」と呼ばれる名物の飾り物を目当てに大勢の人が集まりました。
十日町市の「節季市」は、江戸時代に、冬の副業として、農家の人たちが始めたと言われる市で、地元の農家の人が作った野菜などのほか、竹で作った生活用品や民芸品が並べられています。
最も人気を集めているのは、市の名物で、「チンコロ」と呼ばれる飾り物です。
「チンコロ」は、米の粉を練って、犬や猫などの動物をかたどった5センチほどの置物です。
日がたつうちに、次第にひび割れていきますが、ひびが入るほど、縁起が良いとされています。
なかでも、ことしのえとの「へび」の置物は人気が高く、大勢の人が買い求めていました。
地元の女性は、「チンコロは売り切れてしまうこともあるので、ことしは買うことができて良かったです。たくさんひびが入るといいですね」と話していました。
「節季市」は、今月15日と20日、それに、25日にも開かれます。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034694421.html?t=1357836546020