東京海上日動火災保険は22日から、保険の加入者が全国の代理店のパソコンやタブレット端末で、損害保険と生命保険の両方の商品を一度に見直したり契約したりできるシステムを稼働させる。タブレット端末を活用し、顧客の自宅や勤務先などで生損保の契約手続きを完了できるシステムは業界初という。まずは損保分野での実施を先行し、生保には来年度中に本格的に対応する。
自動車保険は昨年4月からタブレット端末での契約手続きが可能だった。新システムでは、他の保険の契約もできる。火災、地震など幅広い種類の保険にまとめて加入できる同社の「超保険」に対応する。書類への記入は不要。車検証など必要書類のコピーの提出は、端末のカメラで撮影することで省略できる。
新システムでは、自動車、火災、地震、傷害などの損保と、グループの東京海上日動あんしん生命保険が提供する医療、がん、死亡などの各保険を家族単位で情報管理し、端末画面で契約内容をひと目で確認できる。他社の保険契約も入力して比較でき、類似の補償を重複して契約する無駄を省くことができる。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130109/trd13010907500002-n1.htm