東京電力柏崎刈羽原子力発電所の運転再開の是非を問う住民投票の条例案が、今月にも県議会で審議される見通しの中、新潟県の泉田知事は、「思いを含めて話を聞きたい」と述べて、これに先立ち、11日、条例案を提出した市民グループと会談することを明らかにしました。
市民グループ・「みんなで決める会」は、停止中の柏崎刈羽原発の運転再開の是非を問う住民投票の実施を求めて6万8000人あまりの署名を集め、先月、泉田知事に、住民投票の条例案を県議会に提出するよう求めました。
これを受けて、泉田知事は、条例案を審議するため今月21日の週に臨時の県議会を開く見通しです。これについて、泉田知事は、きょうの定例会見で、「条例案の提出を求める手続きが正式にあったので、グループの思いを含めてしっかりと話を聞きたい」と述べて、臨時県議会に先立ち、11日、市民グループと会談することを明らかにしました。
また、条例案を県議会に提出する際には知事が、賛成か反対かの意見を付けることが定められていますが泉田知事は、「住民グループの意見を聞く前に意思表明をすることはない」と述べて、会談を参考に、意見をまとめる考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034587131.html?t=1357748890242