新潟市は7日、昨年開かれた水と土の芸術祭(7月14日~12月24日)の来場者数が概数で約61万6300人となり、前回(平成21年)の約55万人を上回ったと発表した。
内訳は市民プロジェクト(11月末までの集計分)10万5900人▽アートプロジェクト50万7千人▽シンポジウムなど3400人。このうち、施設有料・イベント入場者は13万7400人で、前回より7700人増加した。
メーン会場の万代島旧水揚場で会期中に行ったアンケート調査(1008人集計)によると、県外客が35・8%と3分の1を超え、県内からも11%を集客。地元(市内52・7%)以外からも高い誘客力を見せた。年代別では30代27・4%▽20台26・7%▽40代21・5%-で、若年層の関心を集めたことが分かった。
篠田昭市長は「新潟の新しい魅力を伝えることができた」と分析。今後の開催について「芸術祭という名前、形態にするかどうかは決めていないが、水と土の文化創造は継続的に取り組んでいきたい」と意欲を示した。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130107/ngt13010719500002-n1.htm