風邪や感染症などの病気の子どもを一時的に預かる「病児・病後児保育」の施設のうち、7割以上が赤字運営であることが全国病児保育協議会(稲見誠会長)の調査で分かった。
病児保育施設の経営状況についての本格的な調査は初めて。それによると、2011年度は全体の74%が赤字運営と回答した。病児保育施設は保育所に比べて看護師や保育士が手厚く配置されているが、季節によって利用者の増減があり、地方などで経営が難しくなっている、という。中でも保育所に併設されている施設は80%が赤字運営で、病状が安定した子どもしか受け入れられないことが利用率の低下につながっている、という。調査は、全国に約1000か所ある病児・病後児保育施設のうち、同協議会に加盟する約470施設を対象に実施し、305施設が回答した(回収率65%)
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/education/20130105-567-OYT1T00732.html