低気圧の影響で新潟県内は8日の夜遅くまで風が強く荒れた天気が続き、その後、山沿いを中心に大雪になるおそれがあります。
気象台は県内の広い範囲に暴風雪と波浪の警報を出して警戒を呼びかけています。
低気圧が急速に発達しながら北陸付近を通過している影響で、県内は大気の状態が不安定になって、非常に強い風が吹きました。
▼佐渡市相川では最大瞬間風速 31.5メートル、▼粟島浦村では33メートルの猛烈な風をそれぞれ観測しました。
佐渡市内では50代の男性が、強風でめくれ上がった車庫のシャッターで頭を打って軽いケガをしました。
落雷も相次ぎ、東北電力によりますと、佐渡市や新潟市などで最大でおよそ7800戸が停電しました。
また、佐渡汽船は海上のしけで、ほとんどの便が欠航になったほか、JRも各在来線で強風の影響による運転見合わせや運休が相次ぎ、ダイヤが乱れました。
この荒れた天気は、8日夜遅くまで続く見込みで、予想される最大風速は▼陸上で23メートル、▼海上で25メートル、最大瞬間風速は県内全域で35メートルと予想されています。
波も高まり9日にかけて6メートルに達し、海は大しけになる見込みです。
さらに、非常に強い寒気が流れ込むため、山沿いを中心に大雪になるおそれがあります。
9日午後6時までの24時間の降雪量は多いところで▼中越で1メートル▼下越で90センチ▼上越で70センチと予想され、その後も雪は降り続く見込みです。
気象台は県内の広い範囲に暴風雪と波浪の警報を出して、暴風と高波、それに雪に対する警戒を呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034040321.html?t=1354981936903