電通総研は12月7日、消費者が選ぶ今年の話題注目商品ランキングを発表した。1位は「スマートフォン」で3年連続。3位には「Facebookなどの実名登録制SNS」、4位には「ロボット掃除機」が大きくランクアップしてトップ10入り。「順位の入れ替わりが大きく。初めてベスト20入りした商品も多くあり、時代が動き出した印象の強い1年となった」という。
事前調査で抽出した55の商品・サービスについて、全国の20~69歳の男女を対象に11月中旬にネットでアンケート調査。「認知度」「関心度」「話題度」から回答を得て集計した。
ランキング上位に共通するのは「全国区であること」「支持層の幅が広いこと」に加え、日本や地域を「元気」にしてくれたもの(東京スカイツリー、地方ゆるキャラ、ロンドンオリンピックなど)、「明るさ」を振りまいてくれたもの(スギちゃん、AKBなどの女性アイドルグループなど)、「新しい価値」が感じられるもの(ロボット掃除機、塩麹、ノンアルコールビール、第三のエコカーなど)──が挙げられるという。
2012年は「デフレ傾向・低価格志向が弱まり始めたものの、“抑えの効いた贅沢感”を経験した年」とまとめ、13年は「自分新記録」というキーワードで予想。レジャーや趣味への支出が増えてきており、「スマホデビュー、エコカーデビュー、ロボット掃除機デビュー、1人カラオケデビューなど、自分にとって未知のフロンティアのテープを切って『自分新記録』を出す人が続々と現れることが予想される」という。
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