上越市の小中学校で相次いだ感染性胃腸炎の集団発生の原因は、学校給食で出された菓子から感染したノロウイルスだったことがわかり新潟県はこの菓子を製造した上越市内の店を3日間の営業停止処分にしました。
営業停止処分を受けたのは、上越市稲田の「幸味屋菓子店」です。新潟県によりますと、先月30日と今月3日、この菓子店が製造した餅菓子が、上越市内の小中学校8校の給食で出され、食べた児童・生徒と職員あわせて445人が、翌朝からおう吐や下痢などの症状を訴えました。
このうち、症状の重かった7人が入院しましたが、全員快方に向かっているということです。
県の上越保健所が調べたところ、患者からノロウイルスが検出され、新潟県は給食で食べた餅菓子から感染したノロウイルスが原因の食中毒と断定し、製造した店を8日から3日間の営業停止処分にしました。
上越市は、給食で出される食品を作るほかの業者に対しても、衛生管理を徹底するよう指導して再発防止に努めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034037811.html?t=1354896173814