家庭で読まれなくなった本を集めた古本市が新潟市の図書館で開かれ、多くの人でにぎわいました。古本市が開かれたのは新潟市中央区の新潟市立中央図書館、「ほんぽーと」で、読み聞かせなどを行っているボランティアが企画しました。会場には家庭で読まれなくなった本や雑誌など合わせておよそ8000冊が集められ、「文学」や「児童書」、「実用書」といった種類ごとに並べられています。本は一冊100円、雑誌は一冊50円で販売され、訪れた人たちは本を手に取りながらお気に入りの一冊を選んでいました。22冊の本を購入した男性は「とても楽しみにして来ました。本の種類も充実していて、欲しかった歴史などの専門書を買えてよかったです」と話していました。また、5歳の孫といっしょに訪れた女性は「普段はなかなか買えないので、こういう機会はとても嬉しいです」と話し、孫への本を選んでいました。古本市が開かれるのはおととしに続いて2回目で、今回の収益金は図書館が加入する団体を通じてすべて、東日本大震災で被害を受けた図書館の復旧のために使うとしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033827651.html?t=1354462213840