厳しい雇用情勢が続く中、来年春に卒業する大学生や就職が決まらないまま卒業した人たちを対象にした企業説明会が新潟市で開かれました。
この説明会は新潟県が開いたもので、新潟市の朱鷺メッセには来年春に卒業する大学生や就職が決まらないまま卒業した人などあわせて480人が参加しました。会場には県内に事業所がある80の企業のブースが設けられ、学生たちは担当者から仕事の内容や待遇などについて説明を受けていました。新潟労働局によりますと来年春に県内の大学や専門学校などを卒業する学生の就職内定率は10月末の時点で55・8%と、前の年より4ポイント上昇しリーマンショック以前の水準に戻ったものの依然、4000人あまりが内定を得られず厳しい状況が続いています。参加した大学4年生の男子学生は「これまで50社ほど受けましたが、まだ決まっていません。どのような仕事が向いているのか、説明を聞いて考えたいです」と話していました。説明会を主催した新潟県労政雇用課の矢野正枝課長は「焦っている学生も多いと思うが県内には採用意欲のある企業も多いのであきらめないでほしい」と話しています。12月からは再来年に卒業する大学3年生を対象にした就職説明会が解禁されますが、厳しい雇用情勢の中での就職戦線となりそうです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033751621.html?t=1354025233885