原発事故を受けて、福島県が行っている子どもの甲状腺の検査が、新潟県に避難している子どもについても23日から始まることになりました。
原発事故で放出された放射性ヨウ素は、子どもの甲状腺にたまるとがんを引き起こすおそれがあることから、福島県は18歳以下の子どもを対象に検査を行っています。福島県内に住む子どもの検査に続いて、11月からは福島県外に避難している子どもを対象にした検査が始まり福島からの避難者が多い新潟県内でも23日、長岡市の中央公民館で最初の検査が行われることが決まりました。
福島県によりますと、検査の対象となる18歳以下の子どもは新潟県内におよそ1200人いるということです。福島県は、長岡市のあと、新潟市と柏崎市でも検査を行う予定で、日程や場所が決まり次第、対象となる避難者に郵送で知らせることにしています。
検査を行う福島県立医科大学は
「これまでの検査では、放射線の影響による異常が認められたケースはないが、不安を解消するためにも検査を受けてもらいたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033635231.html?t=1353515457889