厚生労働省は20日、2011年の「医療施設調査・病院報告」の概況を発表した。全国の産婦人科・産科のある病院は、11年10月現在、1395施設(前年比37施設減)、小児科は2745施設(同63施設減)で、ともに1990年以降で最低を更新した。
同省は「産婦人科や小児科は、慢性的な医師不足に加え、患者が夜間や休日に集中することや、訴訟リスクが高いことなど、厳しい勤務も影響がある」としている。
一方、全国の病院は前年比で65施設減り、8605施設。東日本大震災の被災地では、沿岸の自治体を中心に病院が減り、福島県では130施設(同10施設減)、宮城県は141施設(同5施設減)だった。特に被害の大きかった福島県双葉町などを含む同県相双地域では、医師や看護師が半減した。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/education/20121120-567-OYT1T01224.html