妙高市にある修験道の拠点だった「旧関山宝蔵院庭園」が、新たに国の名勝に指定されることになりました。
国の名勝に指定される妙高市の 「旧関山宝蔵院庭園」は、江戸時代に妙高山の修験道の拠点となった寺院の庭園の跡地です。
寺の建造物の礎石とみられる遺構のほか、石組みの池や滝などが残され、「越後富士」とも呼ばれる妙高山の景色を景観に取り入れた構成が高く評価されました。
このほか佐渡市の金銀山跡のうち、上相川地区の鉱山集落跡が、国の史跡に追加で指定されることになりました。
江戸時代から明治時代にかけて、金を採掘していた労働者が暮らした集落の跡地で、造成された道路の跡や石垣などが良好な状態で残され、佐渡金銀山の発展の歴史を伝える遺跡のひとつです。
また、新潟市中央区の「旧齋藤氏別邸庭園」が国の登録記念物に新たに登録されます。
新潟を代表する財閥だった齋藤家が大正時代に建てた邸宅の庭園で、地形の高低差をいかして回遊式に造られているのが特長で新潟の造園文化の発展に寄与したとしてその価値が認められました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033471431.html?t=1353066933083