今週の秋の全国火災予防運動にあわせて、火災による1人暮らしの高齢者世帯の被害を防ごうと、三条市で防火指導が行われました。この防火指導は、三条市消防本部と電気やガスなどのメーカーが協力して毎年行っていて、12日は、市内で高齢者が1人で暮らす14世帯を訪問しました。
それぞれの世帯では、メーカーの担当者が石油ストーブのタンクから灯油が漏れていないか点検したり、ガス漏れの原因となる亀裂が入ったホースを交換したりしていました。
また、消防の職員は法律で設置が義務づけられている住宅用火災警報器が設置されていない世帯に対して設置を呼びかけ、設置されている世帯では警報器が正常に作動するか確認していました。
防火指導を受けた85歳の女性は「仏壇の火はすぐ消すなど日ごろから火災には気をつけていますが、暖房器具の上に洗濯物を干さないなど指導されたことを守って、これからも火に用心します」と話していました。
新潟県によりますと、10月末までの県内でおきた住宅火災による死者26人のうち、22人が65歳以上の高齢者だということです。三条市消防本部の韮沢晃査察指導係長は「警報器などを活用して、火災を未然に防いでほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033352541.html?t=1352733878593