今年7、8月の県内の山岳遭難件数は16件で、前年同時期に比べて6件減少したことが県警のまとめで分かった。遭難者数は6人減り、23人となった。6~8月の3カ月間の水難事故件数も前年同期比18件13人減の21件28人となり、遭難・事故防止に向けた啓蒙(けいもう)活動などが功を奏し、今年は山、海とも事故が少ない夏となった。
県警地域課によると、山岳遭難では遭難者23人のうち、遭難者に占める割合が例年多い40歳以上の中高年者が13人減の13人にとどまり、全体を押し下げた。ただ、10~39歳の遭難者は7人増え、10人となり半数近くを占めた。県外者は5人減の16人だった。
一方、水難事故では水難者28人中、死者は12人と半減した。このうち、遊泳中に死亡したのは2人だった。
県外者が水難事故に巻き込まれるケースが少なかったのが減少要因。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121008/ngt12100802020001-n1.htm