明治時代に建てられた長岡市の味噌や醤油を醸造する蔵などあわせて5つの建造物が新たに国の登録有形文化財に登録されることになりました。
国の登録有形文化財は、建築から50年以上がたった貴重な建造物を登録するもので、県内ではこれまでに371件が登録されています。
今回、新たに登録されることになったのは江戸時代から味噌や醤油の醸造業が盛んなことで知られる長岡市の摂田屋地区のあわせて
5つの建造物です。
このうち、醤油を醸造している
「越のむらさき」の社屋と土蔵は明治10年頃に建てられたもので▼「桟瓦」と呼ばれる断面が波形の瓦でふかれた屋根や▼雨や雪から建物を守るための板が「下見張」という技法で張り巡らされた外壁が特徴です。
醤油をつくる際に使うこうじ菌で黒く変色した壁も独特の味わいを醸し出しています。
また、味噌と醤油の醸造会社「星野本店」の「三階蔵」は建物の強度を高めるために西洋式の技術を導入し屋根の骨組みが三角形になっていて、和と洋の雰囲気を同時に楽しむことができます。
摂田屋地区には6つの醸造業の会社があり、これですべての会社の建造物が登録有形文化財に登録されたことになります。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035138511.html